自分を楽しむということを忘れないために

やりたいことを忘れなければ、自分に帰えることができる

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年を重ねる、経験を重ねるということがいいことなのか、悪いことなのか - 頭も体も力が入って固くなっていたんじゃないのかな?! という思いが強くなってきたような気がします。

同じところをぐるぐる回っているわけではない。けれど、新しい仕事に取り組むのであれば、その機会は自分よりもっと若い仲間たちに与え彼らの力を伸ばしてもらうべきだろうと考えるようになって、自分は前進するエネルギーを失っていると気がつきました。

重連の機関車というのを見たことがありますか?

貨車や客車の重さとかバランス、路線の地形などの関係で機関車のけん引力が足りないとき、機関車を1台ではなく2台(場合によってはそれ以上)で運行するのです。線路を引く技術、地形を切り開く技術はもちろん、動力の技術も発展して今では重連を必要とするようなケースはほとんどないように思えますし、重連で運行している列車を見ることはなくなりましたね。

私は仕事に取り組む若い仲間たちを貨車や客車ではなく、その貨車や客車を引く機関車に重ねて見てきたように思います。そして私自身を重連の機関車 - それも、若い仲間の前を引く重連ではなく、最後尾を押す(プッシュプル方式の後ろ側)の機関車であろうとしてきたように思うのです。

けれどそのことで、私自身は行く先が見えなくなっていないか… そんなことに気がついたのです。

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(c) Can Stock Photo / remik44992

新しいことをはじめるのはワクワクすることか、恐ろしいことか

失敗はイノベーションのプロセスの一部として、当然のことと受け止められています。

(中略)

「失敗こそシリコンバレーの強みの源泉」だと言います。KPCBのランディ・コミサーは、「失敗を財産だと見られるかどうかが、起業家が生まれる土壌の目安になる」と言います。ランディはまた、「一度も挫折したことのない人を見ると、経験から何かを学べたのだろうかと不思議に思う」とも言っています。

出典:ティナ・シーリング 著・
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

この一節には、年齢と経験を重ねた者ほど気をつけなくてはいけないだろうと感じるのですが…

この著書は、著者の息子さんが16歳、大学進学まであと2年しかないと意識したとき、
著者自身が、実家を出てとき、社会に出たときに知っていればよかったと思うことを伝えておきたい
と思って作ったリスト、そして、
大学の学生向けの話しを依頼されたことをひとつの講演にまとめたものだと言います。

だからでしょうか、この著書は、若者へのメッセージというオーラ、エネルギーを感じさせるような気がします。「イノベーション」という題材、失敗こそイノベーションの力になるものだという視線、そのどちらもが “これから” 何かに向かおうとする人の背中を押すもののような感じを受けるのです。

けれど -
その受け止め方自体、年齢と経験を重ねた者として気をつけなくてはいけないものだろうと思うのです。

特に今、私自身は自分と自分よりも若い仲間たちとの距離感や互いの立ち位置、役割りのようなものを確かめようとしてきているはずなのですが、よく考え見ると、この「イノベーション」をめぐる一節は私よりも若い仲間たちのためのものだと受け止めようとしているような気がするのです。

失敗を経験し、成功も経験するなかでこそしっかりと深く学ぶことができる。私はそう考えるようになりました。自分でやってもしないで学ぶことはほとんど不可能です。いろいろ試してみれば、失敗も避けられませんが、そこから学ぶことがあるはずです。サッカーの規則集を読んだからといってサッカーができるわけではないし、楽譜が読めたからといってピアノが弾けるわけでもありません。レシピを眺めただけでは、料理は作れません。

そうなのです。
失敗を恐れず、与えられた仕事、自分でやってみたいと思ったことに取り組まなくちゃ!… そうやって、若い仲間の背中を支えてやらなくてはいけない! と今の私は思っている。けれど、それで私自身はどうなる!? という、持っていく先のない疑問が残っていたのです。

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自分の仕事を楽しむ部分と、若い仲間を支え、ときにはリードしてやりたい・やらなくてはという部分… その2つは両立しようがないのだとどこかで考えていたような気がするのです。

新しい組織編制だとか、新しい仕事の進め方だとか言っている一方で、その新しい組織編制も新しい仕事の進め方もなぜか失敗が許されない - つまり、若い仲間たちを迷わせてはいけない - という枠をはめていたのです。息をつめて全力疾走をしようとしていたようなものでしょうか?

to be continued …

 

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