自動車は自動車を超える!? それとも別のものに生まれ変わる??

自動車の周りで世界はどんどん変わっている

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産業翻訳の世界の一角で長いこと過ごしてきた私が見てきたのが自動車産業。けれど、10年20年という時間をかけて見てきたつもりでも、そのごくごく一部しか知らないんだなと感じることが増えています。

自動車を構成する部品の数はざっと数えても3万点を超えていると言われていますが、英語からドイツ語への翻訳で覚えた部品やコンポーネントを示す英語・ドイツ語の言葉はせいぜい5000用語ほど。部品総数からすれば 20%にもならない数の用語を覚えただけだったのですから、私が見ていた自動車の世界もほんの一部だったんだなと思うのです。

ほんの一部だったなということだけでなく、最近感じるのは、自分が覚えた自動車用語はもう過去のものになってない?! ということ。

自動車からなくなったもの!?

たとえば、私がやっきになってドイツ語の用語を覚えようとしていたころにあった名称は -

  • エンジン
  • オルタネーター
  • フライホイール
  • オイルクリーナー
  • シリンダーヘッド
  • クランクケース
  • ドレンボルト
  • ラジエター
  • ラジエターファン
  • ドライブベルト
    などなど…^^

なんだ今と何も変わらないじゃないか! と思うのですが、たとえば…
「始業前点検」という言葉の代わりに「メンテナンスフリー」という言葉が使われて、ボンネット(エンジンフード)を開けるリリースレバーも昔と変わらず装備されているのですが、ドライバーはボンネットを開けることはなくなっているのじゃないかと思います。

何より、ボンネットを開いたところでエンジンもバッテリーもエンジンルーム全体を覆ってしまうかと思うほど大きな、もう一つ別のカバーに覆われていて、バッテリー液のレベルチェックをドライバーが目と手で行う時代ではなくなっています。

だから、これもたとえば、ですが…
バッテリーを上から覆っているカバーをドイツ語で何と呼ぶのか?! - 調べてみないと私には分かりません^^;

今の自動車教習所でも「構造」の授業ってあるのでしょうか?
吸入 → 圧縮 → 爆発 → 排気 と4サイクルエンジンの燃焼行程を覚えたりしたものでしたが、ドライバーが上死点とか下死点を意識することはなくなっているのじゃないでしょうか?

チョーク という言葉も部品そのものも今の自動車にはついてないですよね!^^;

自動車に増えたもの?!

「USBポート」とか「USBコネクター」なんていう部品が装備されて、自動車が? Bluetooth 対応になって、携帯電話をハンズフリーで扱えると言うようになったころから、新しいものがずいぶん増えてきたように思います。

その代表が「モーター」!

自動車を走らせる心臓は「エンジン」だと覚えてきたのですが、今は「モーター」で走る、あるいは「モーター」も搭載している自動車もありますね。

エンジンの燃料はガソリン(ディーゼルエンジンなら経由)。ガソリンを給油する口を給油口と言いますが、モーターのエネルギー(電気)を充電する接続部分を何と呼ぶでしょうか?
まだガソリン車に乗っている私は充電ポート充電コネクターのことがよく分かっていません。

普通充電急速充電を理屈では理解していますが、まだやったことがないのです。

次に来るのは「自動ブレーキ」や「自動運転」、「パークアシスト」あたりでしょうか?
「ヘッドアップディスプレイ」なんていうジェット戦闘機を思わせる機能もHUDと英語で表記されたりしていますから、新しいシステム、新しい言葉に入るのでしょうね。

 

変わっていくのか・進化していくのか

自動車の新しい技術の中でも、素人考えでごく素朴に感じるのは、「つながる」性能のこと。
ネットワークにつながることができるようになった自動車にウィルスチェッカーはいらないんだろうか?^^; ということ。

自動車のファイアーウォール!? というのは聞いたことがないよな… と考えていたら、日経Automotive という雑誌の中で 自動車のセキュリティ が取り上げられていました。

自動車が外部とネットワークでつながり、自動車の制御システムもセキュリティーリスクを考慮する必要が出てきた。

出典:日経Automotive・「新時代を創る 最先端の産業技術」

その中で、自動車のセキュリティ ソリューションに取り組んでいる企業の社長のインタビューが紹介されていました。

… 無線でネットワークにつながるようになったことで、侵入の可能性が大幅に増えたのです。

しかも自動車はADAS(先進運転支援システム)や自動運転など、コンピューターで直接車両を制御する機能の開発が盛んです。外部からの侵入でそのコンピューターを不正に操作すれば、すぐに大きな事故につながり、人命に影響が及びます。セキュリティーリスクの可能性だけでなく、影響度も大きくなっていることが、自動車のセキュリティー問題を深刻にしているのです。

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そして、その企業が取り組んでいるのが

主なものに開発前の仕様策定支援と、車載用ファイアーウォール、侵入検知、市場投入後の監視

だと言います。「車載用ファイアーウォール」という言葉も語られているのです。

自動車が自動車ではない別のものになろうとしているのか、次のレベルの自動車になろうとしているのか…
キャブレターやチョークを操作したり、フライホイールを外してプラグの点火時期を調整した記憶を持っている私には、そのどちらとも言えるような気がしています。

 

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