チューリップの花、咲いてくれるかな?

ゴルフ場で芝生を管理する仕事をしていた頃、相手にしていたのはベント芝やコーライ芝、そして松やブナ、クヌギ、杉、檜、楠、樅といった立ち木、さらに花を咲かせるハナミズキや桜、ツツジにサツキ、サザンカや椿、ドウダンツツジ、ヤマブキや藤など庭木にも使う植物でした。

ティーグラウンドを花で囲むという演出をするゴルフ場ではありませんでしたし、一番の思い入れで付き合った(つもりだった)のが桜でしたから、花の扱いはいまいち勉強が足りないような気がしています。

それでもチューリップの花を育ててみたい - そう思ってピンクの花を咲かせるチューリップの球根を買ってきました。

 

冬に植えるのがチューリップ、もちろん花は来年の春です

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(c) Can Stock Photo / Klementiev

花を咲かせるのは春。けれどチューリップを植え付けるのはその前の年の10月から12月。冬を土の中で過ごし、寒さから暖かさを感じることで芽を出す時期を選ぶのがチューリップという花です。

冬の間の土の中ですから目には見えませんし、ちゃんと育つのだろうか、育っているのだろうかと心配になりますが、それが植物とのコミュニケーションなのですよ^^

十分に陽射しのあたる場所を選びたいのですが、鉢やプランターで育てるベランダガーデニングでは、普通の庭と違って球根が植わっている鉢やプランターに陽が当たるということを忘れないようにしなくてはいけません。

チューリップの球根は9月に入ったころから売られるようになってきますが、私のお勧めは9月のうちに球根を買っておいても植え付けは10月に入ってから。ただ意外と西日が強い日がありますね。

夏の間のベランダガーデニングでも、鉢の中の根が蒸れてしまうことがないように陽射し、つまり鉢やプランターの中の温度を思ってやることが必要だったように、冬を越そうとする球根にとってもその愛情はいっしょです。

 

色とりどりで同時に咲かせたいとか、同じ色の花を集めて咲かせたいとか、イメージをふくらませながら植え付けのタイミングを待つのもチューリップの楽しさかも知れません。

ただ、色違いをイメージするとしたら、種類が違うと花のタイミングが違うということに注意してください。もちろん、種類ごと花の色ごとに別々のタイミングで咲くのを楽しむということもできますが、花のあとの球根のための手入れもタイミングが少しずつとは言え違ってきますから。

球根は種類によって大きさもさまざま。同じ種類なら、より大きく重いものを選ぶようにとよく言われます。

私自身はひとつひとつの命を尊重したいという感覚の持ち主なので、あまり選り好みはしません。小さく、弱弱しく見える蕾もちゃんと花を咲かせるのですから、それを見届けるのが私流です。もちろん、もしちゃんと育つことができなかったとしても、それも見届けなくてはと思っています。

 

少し愛して、長く愛して - それが植物という命

ゴルフ場で働いていた頃には、たんぽぽやイヌノフグリ、シロツメクサやレンゲソウも長いこと勉強もしましたし、触れる時間もずいぶん長かったのですが、芝を美しく見せるためという意識が強かった頃でしたからかわいそうに、彼らを雑草として見ていました。

ゴルフ場の仕事を離れて20年以上の時間が経っていますが、植物という生き物に対する愛着のような感覚はなかなかなくなるものではありませんね。
今でも空模様を見ながら、普段歩く桜並木の散歩道の桜はどのくらい紅葉が進むだろうかと思いながら過ごしますので。

 

犬や猫は今の命、植物は明日の命 - 芝や桜と毎日を過ごしていたころに感じていたのはそんなことでした。

人の手でのこぎりを入れられてしまうとか、落雷で幹が裂けてしまって枯れてしまうとか - そんな異常なことがなければこの桜はぼくがこの世にいなくなっても生きているのだろう、そんなことを思いながら世話をしていたのです。それが “植物は明日の命” という意味です。

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季節はこれから彼岸を越え、秋へと向かいます。桜の木は、秋に落葉しますが、そこには来年のための芽があり、その芽を守って冬を越すのです。小さなチューリップでさえ、来年の花を思って6か月以上前に球根を植えます。

秋に花を咲かせるコスモスが野生であれば、8月の炎熱のなかで育っているということをみなさん、ご存知ですか? 9月に入って何度も台風の嵐にもまれ、風にたたかれて根が浮き上がり、横倒しになっても9月になれば空へ向かって花を咲かせます。だから “明日の命” です。

 

まして植物は自分では、場所さえ選ぶことができません。だから尚更でしょう、今年の冬はチューリップの越冬を意識しながら、来年の花を待ちたいと思うです。

 

 

 

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