大型の額縁をどう飾るか

工事の方法、安全性を考える

高さ50cm × 横幅110cm という額縁 - サイズとしてはまだ上があるでしょう。

けれど、ここまで大型・重量のある作品だということを考えると、たとえば鴨居にかけるにしても額受けも大きめのものを探さなくてはなりません。

その一方、マンション住まいのわが家はどの部屋もモルタル仕上げの壁で釘やねじ、ボルトがきく場所がありません

ドリルで壁にボルトを通すことも考えられなくはありませんが、プロに頼まなくてはなりません。何より、電気配線や水道・ガスなどの配管がどこをどう通っているかが分からないことにはうっかりしたことはできません。つい先だっても、階下の家でプロがガス管に穴を開けてしまった!!^^; ということもあったくらいでしたから。

襖の付いた押入れは1か所1間だけ。
ですから、ボルトを通すことができないだけではなくて、額受けをかける鴨居もありませんし、額を吊るす紐をかける梁や天井板、天井と壁の合わせ目に通る木材がありません。

掛ける、吊るすができないだけでなくて、額のサイズを思うと、作品をカバーするにもガラス板を使うわけにはいかないでしょうね。
重さがどれくらいになるか想像ができません!^^;

地震などもしもに備えた安全性を考えても、カバーの材質は透明アクリル板以外になさそうです。

completed picture frame

アクリル板の効果は抜群!!

透明なアクリル板を調達する

今回利用したのはアクリルショップ・はざいやさん。

厚さ1mm 220×300mm から厚さ15mm 1000×2000mmの86種類のサイズが揃えられていて、カットの注文にも応じてくれます。サイズによってキャリア(宅配業者)や送料などは見積りを取るなど詳細を確認していただきた方が良いだろうと思いますが、対応も丁寧で安心して相談できると思います。

どうも910×910mm - 3尺四方と言えばいいでしょうか? - 以内がサイズとしては定形のように感じます。近所のホームセンターを数件回って聞いてみても、それを越えるサイズのアクリル板(透明にしてもカラーものにしても)を買える店は1つもありませんでしたから。

MEMO:
1尺=30.303cmですから、3尺と言えば畳の短い方の長さ。一般的にはドアや襖の横幅と思っていいでしょう。

宅配業者の支店止めにすれば送料がずっと安くてすむということが分かったので、1100×1300mm 厚さ1mmの透明アクリル板を5kmほど離れたところにあるある支店に止めてもらうようにお願いしました。
あとは自家用車で取りにいけばOK^^ と思っていたのです。ところが…

わが家の自家用車はステーションワゴンのタイプですし、サイズから考えても余裕で運べるだろうと踏んでいたのですが、厚さ1mmのアクリル板が傷つかないように分厚い段ボール板で梱包してくれていたものですから、後部座席をフラットにしても車に入らず!!^^; 結局、宅配業者の支店の駐車場で梱包を解き、アクリル板をしならせて積み込むという騒ぎになりました。

自宅まで運んでもらうには、はざいやさんの場合は少し送料が高くつきますが、1枚もので購入するときにはご注意を!

透明アクリル板: 1100×1300mm から460×1060mmをカットする

額縁ですから、裏板+作品+カバー(透明アクリル板)の3層セットを額縁に固定することになります。

購入したアクリル板のサイズを伝えるのはちょっとむずかしいのですが、畳1枚(1畳)より少し幅広。

cutting target place from original acrylic plate

そこで、先に仕上げてあった裏板を透明アクリル板に乗せ、型紙としてサイズを写し取るようにしながらカッターナイフで目的のサイズのアクリル板を切り取ります。

カッターで切れ目を入れてから折りとるか、のこぎりで切り取るか

アクリル板の切り出しに使うのは

  • カッター
  • のこぎり

のいずれか。

カッターを使うのであれば、今回の材料が厚さ1mmですから、1/3のおよそ0.3の切り込みを入れてからその切り込みに沿って折り取るようにする。
のこぎりを使うのであれば、アクリルやプラスチック材の切断に使える目が細かく、刃渡りの短めののこぎりを使って切り取ることになります。

今回はかなり薄めの材料と思っていたのと、プラスチック専用ののこぎりを調達する時間を節約する意味もあって、カッターを使う方法を選びました。

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安全性を十分に確保しよう

型紙代わりにした裏板からサイズを写し取り、定規をあててカッターで切り込みを… といきたいところですが、

  • アクリル板は思っている以上に硬く、カッターの刃が滑りやすいということ。
    また
  • カッターによる切り込み作業をスムーズに進めるには、刃のガイドとなる定規は金属製がよい。
    ところが
  • 硬質のアクリル板の金属製の定規は互いに滑りやすく、定規は幅が狭いために押さえ固定しようとしている手が危険だということ

そんなことから、裏板を正確に位置決めし、その裏板に自分の体重を重しがわりにして固定してカッターを使うことにしました。

力まかせにせず、刃をこまめに交換するのが安全確保のために一番効果的。余計な力を入れると裏板を傷つけることにもなりますから、くれぐれもあわてずに。