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著者「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」で “100年時代の人生戦略” を語ったリンダ・グラットンさんが、LIFE SHIFT に先駆けて発表していた「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」の一部が PRESIDENT 2017.12.4号 で紹介されています。

私たちの世代は後輩に仕事を引き継ぎ、後を任せられるようにということを考えはじめているけれど、そんな私たちにも<シフト>は関係があるのだろうか?? - タイムリーな<シフト>を望むにはちょっと年齢が高すぎるんだなという、LIFE SHIFTにおけるジェネレーションギャップを切り返すヒントが見つかるかな? と思いながら読みました。

産業革命以降、仕事に関する古い約束事のもの、お金と消費が仕事の中核をなしてきたが、それを次のように書き換えることが可能になりつつある。

私が働くのは、充実した経験をするため。それが私の幸せの土台だ。

仕事を通じてお金を稼ぐことの重要性を無視しているわけではない。
生活の基礎的なニーズを満たすうえでは、お金が欠かせない。しかし先進国の多くの人は、所得がこれ以上増えても満足感や幸福感が高まらない。次第に、充実した経験を味わうことが満足感や幸福感の主たる牽引役になる。

出展:PRESIDENT 2017.12.4号・「最新!人生を丸ごと変える「脳」の科学」

日々の糧を得るため、衣料、住まい、そしてライフラインを維持すること - それが「生活の基礎的なニーズを満たすうえでは、お金が欠かせない」ということですね。

けれど、「次のように書き換えることが可能になりつつある」と言われても、私たちの仕事や生活の中のどこにその実例があるのだろう、どのことを言っているのだろうという疑問が残りませんか?

生活する - 生活の基礎的なニーズを求める以外に仕事をする、そんな余裕があるだろうか?? という疑問です。

鳥の世界のImprinting(刷り込み)さながら、外に出て給料をもらってくる父親とそのお金を基礎に家庭を守る母親のもとで育ってきた私たちは、仕事からはじまって仕事に帰ってくるサークル以外に生活や仕事に対する価値観を持てなくなっているのじゃないだろうかとさえ感じます。

国民の義務のひとつ - 納税 - を果たすことで社会と自分の位置関係を確認しているし、国民年金の保険料を納めることも同じ。義務教育として子ども学校に通わせるのもただというわけにはいきませんね。

サラリーマンであれば、多くの場合、生活と給料の “質量” はほぼバランスが取れていて、結婚して家庭を持ちたいとなれば、「私が働くのは、充実した経験をするため」という意識を持つことさえなかなかできるものではないような気がします。

「次のように書き換えることが可能になりつつある」と言う状況は、私たちの仕事や生活の中のどの部分を言っているのでしょうね?

そのためには、仕事に対する考え方を、さらには企業と働き手の間の「契約」の中身を根本から<シフト>させる必要がある。この<シフト>を妨げる要因は、どういうものなのか。幸せで、充実感を味わえて、未来に押しつぶされない職業人生を送りたい人は、なにを転換するべきなのか。まず、自分の前にどういう選択肢があり、それぞれの選択肢を選んだ場合にどういう結果が予想され、なにを諦めることになるのかを明確に理解しなくてはならない。

たとえば、確かな手ごたえを感じられるように仕事をしたいと思ったとすると、仕事に打ち込むこと自体やその結果に充実感や満足感を求めるようになるのではないかと思うのです。

そうすると何が起こるか - 生活と仕事の優先度が逆転しているな! と思うほど、心身を仕事に費やす割り合いが増えるのではないかと思います。

金銭を求めるという動機を忘れて仕事に集中することができることもあるだろうと思いますが、「私が働くのは、充実した経験をするため」という意識とはちょっと違うものですよね?!

しかも、「明確に理解」するための学習や思考の余裕をどうやって得ればよいでしょう??

あるいはこんな言葉も語られています。

昔は企業が社員の代わりにすべてを決めていたが、自立した働き手が自分の働き方を主体的に選ぶケースが増える。

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ということは、「社員が働き方を主体的に選べる仕事を提供できない企業は淘汰される」?? というようなことにつながるのでしょうか?

 

たくさん… とてもたくさんの問いかけが並んでいるように見える一節 - その現実がどこにあるのかピンときていないということは、<シフト>とはほど遠いところにいるということなのかも知れない!^^; そんな危機感を持って WORK SHIFT のページをもう一度開いてみなければいけませんね。

to be continued …