心理学者・哲学者であり、ハーバード大学教授だったウィリアム・ジェームズは次のような言葉を残しました。

「言葉が変わると心が変わる、心が変わると行動が変わる、行動が変わると人格が変わる、人格が変わると運命が変わる」
人生は、約束の連続です。
あちらの世界での約束を一つずつ実現するための時間、それが人生です。この世界では感情のエネルギーを言葉で表現します。
だからまず、言葉を変えること。
周囲に流されて汚い言葉を使わないこと、相手も自分も気持ち良くなるような言葉をなるだけ使うこと。すぐにできます。
私たちの約束は、いつも言葉から始まります。

出典:矢作直樹氏 著・「人生は、約束

この一節は、言葉は私たちの意識や生き方さえ変えるほどの力を持った大切なものだよと教えてくれています。

けれどこの

だからまず、言葉を変えること。

という一行が、私には少し切なく感じられます。

それというのも…

私たちは、自分の意志、自分の力では言葉を変えることもできないのか… そんな思いになるからです。

言葉、あるいは話し方を変えるには心がそういう色になっていなければできない。だからこそ、心が荒れていたとしても、言葉を変えようとするだけで心が変わるはずなんだと教えようとしてくれているようにも感じます。

けれど、自分に素直になって思いを相手に伝えてごらん - そんなことがあっても、たとえば「ありがとう」「ごめんなさい」の一言が言えないということがあるのです。
言えないまま、すれ違った思いのまま年を重ねてしまうなんていうことさえあるのです。

言葉を変える、意識を変えるということがそうそう簡単にできないこともある。そう感じているからこそ、やはり、私たちは「変えなさい」と誰かに言われでもしないと言葉を変えることはできないのだなと感じて切なくなるのです。

 

 

自分の思いや考えを自分の言葉で表してみる - たったそれだけ? のこともとてもむずかしいと感じていた時期がありました。

スポンサードリンク

そんな私は、今この瞬間に感じているものは、伝えたいと思ったときに言葉にしなければ胸の奥にしずんで分からなくなってしまう - そんな思いをエネルギーにして、自分の言葉を持たなければ… と思い悩んだ経験があります。今では自分の言葉ってどんなものかと自分なりに話せるようになってきていますが、その頃の思いが、”言葉は心のかけらのようなもの“という感覚になり、心はそのまま言葉になって現れるものと信じるようになっていると思うのです。

 

矢作さんが、「言葉が変わると心が変わる」というウィリアム・ジェームズの言葉を引用して言おうとしていることを、もしかすると私はうまくイメージできていないかも知れません。
ただ、もしそうならなおのこと

相手も自分も気持ち良くなるような言葉を

使えるようになりたいと思うのです。