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マネージメントを学ぶことで仲間の仕事を守り、仲間の仕事を発展させることができないか - 自分はどこかでそんなことを考えている、ということに気づいたのは「仕事は楽しいかね? (きこ書房)」のこの一節を読んだときでした。

主人公とマックスが語り合う話しが理解できるようになってきました。

 

仕事や事業に関して言えば、少し違う - 成功するためのルールはみんな知っている。そうしたルールは、何百という本の中にリストアップされているからね。だけど、やっぱりこの問題がある。小説を研究しても小説家になれないように、成功を研究しても成功は手に入らないという問題が。みんな、成功した人の右に倣えをしようとするけど、

成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。

主人公とマックスが語り合っているのは成功であってマネージメントではありません。如何に成功を手にするか、そのために如何に仕事をするかというお話しです。

どちらかというと、管理職や経営者、起業する人のため、あるいは彼らの視線で書かれた話のように感じていたのですが、経営者であろうが従業員であろうが、「仕事をしようとする者」 のための話しなんだと捉えることができるようになると、マックスの言葉の意味がはっきり分かるようになってきました。

右に倣えをしないのが成功すること なのだとしたら、私たちが普段、現場でやっている仕事はなんなのだろう - それが閃いたのです。

私たちが現場で口にしている言葉、それはたとえば、効率化標準化収益性、あるいは技術の向上トレーサビリティ、そして数値化とかマニュアル化…。クリエイティブな情報サービスを謳っている割に、やっていることは単純作業を思わせる、およそ非創造的なものを想像させる言葉ばかりです。

“右に倣えをしないこと” が - 既存のものに縛られない、自分だけの、創造性を発揮することだとしたら、
そして、それが “成功” につながるものなのだとしたら、
そして、企業をリード(導く)力が “成功” を求めて人々の力をまとめていくものだとしたら、
仕事や事業 - マネージメント - には2つの面がある! というインスピレーションが湧いてきたのです。

なんのことはない、どこかで教わることができていたら、「何を今さら!」 というあたりまえのことなのかも知れません。
ただ、そうだとすれば、現場の仕事に真摯に向き合う者ほどこのことに気づかないまま過ごしている者がとんでもなく多いのではないかと感じています。

 

私たちのように、効率性とか数値化、マニュアル化といったものを仕事の中心としているような仕事というのは、言わば作業工程(ステップ)を連ねた実務に取り組んでいます。
その現場の実務はある製品を目指して仕事をしているわけですが、実務はその製品を実現するための方法であり、ツールです。

マックスの「仕事は楽しいかね?」の一言、私のインスピレーションが指示しているのは、

最初のその製品は手順から生まれたわけではない。製品を実現しようと繰り返してきたトライ&エラーが手順となった。

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ということです。

逆に言えば、実務で経験を積んでも、それだけでは仕事や事業をリード(導く)するマネージメントにはならないということ。

私のような現場のたたき上げ? に近い存在が、仲間の仕事を守り、育てたい - 同じ職場にいながら、互いの個性を生かしたキャリアを積んでもらいたい - と思うとしたら、この実務マネージメントの2つの面、2つの可能性を示すことができるだろうかと思うのです。