「脳」ってやっぱり不思議なもの

右脳とか左脳という言葉を聞いただけで、思考パターンの話しかな⁉︎ と思っていませんか? こう言う私もその一人!^^;
「お⁈ そうなんだね⁈」と思いながら「上手に気持ちを切り替えられますか? - 『3分で右脳が目覚めた』」なんていう記事を投稿したことがあったほど。
ところが…!

「え!? ちょっと待って!!」 という話しがあるんですね!^^;

右脳派左脳派の話に科学的根拠はありません

まずは右脳・左脳と、アイデアとの関係性です。巷ではよく人間は右脳派と左脳派に分けられ、右脳派は直観力が鋭くて感性が豊かである、左脳派は論理的思考に優れていて分析力が高いなんていわれいますよね。だからいいアイデアを生み出すには、右脳派のほうが有利なのではないか、と思われるかもしれません。

でも、じつのところ、アイデア力と右脳派・左脳派はまったく関係ないのです。そもそも右脳派が創造性が高くて左脳派が論理的というのも、じつは科学では証明されていません。もちろんそれを信じる人は多いのですが、最近はそれを否定する研究が進んでいますし、少なくともわたしは懐疑派です。

出典:中野信子さん 著・「あなたの脳のしつけ方

右脳とか左脳という言葉にはあるイメージがこびりついていますから、「じつのところ…」 とこんなふうに聞かされても返事に困ります!^^;

とは言え、中野さんが書かれている通りだとすると、右脳型の人とか、右脳を鍛えようとかいう話しはどこから来た話だったんでしょうね?

この一節のあとには、右脳派・左脳派の元になった研究というものが紹介されています。その研究の結果

人間はものごとの全体を把握するのには主に右脳を使い、細部をじっくり見るのには主に左脳を使うということが分かった

のだそうです。
その研究成果から、「全体を把握する力」が「創造性」、「細部をじっくり見る力」が「分析力」に結びつけられたようだと。

 

科学的な証明? それとも現実?

ただ私たちがこれだけ信じ込んでいるのですから、よほど一世を風靡した?^^; 説だったような気もするのですが、思い出しませんか? 「プラシーボ」(あるいはプラセボ)という効果があるという話し。

偽薬効果(ぎやくこうか)、プラシーボ効果(placebo effect)、プラセボ効果とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言う。この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われることもある。原病やその症状自体の改善というよりは、「薬を飲んでいる」事による精神的な安心感の方が目的となる事もあり、このような単なる安楽は通常偽薬効果には含まれないが、その区別が難しいこともある。

出典:Wikipedia・「偽薬効果

「信じる」ということが本当にこんな効果をもたらしているとしたら、たとえ “非科学的” (?) なんだとしても、右脳派・左脳派の説はこれまでの私たちに何らか影響とか効果をもたらしていても不思議はないかも知れませんね。

それでなくても私たちは、独創性とか創造性、客観性とか独自性 - あるいは、分析力とか想像力、そういった何か秀でた力や精神性というものに憧れたり、見習おうとしたりという傾向があるように思いますから。そうした憧れとか目標というのは、自分を高めたいという気持ちの表れでもあると思いますから。

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もちろん、ただの真似であったり、気分だけを求めて終わり… なんていうのであれば話しは違ってしまいますが、真摯な思いで「自分を知りたい」「高めたい」と求めるとしたら、中野さんが教えてくれるような科学的・客観的な事実を積み上げていくもよし。右脳派・左脳派の説そのままに、「学者肌」か「芸術家肌」か… と自分を追求するのも悪くはないんじゃないかと思ったりします。

 

私は “右脳派・左脳派のような従来からあるもの(既成概念?)を見直すセンスを持てないものか” なんて思って「あなたの脳のしつけ方」を開きました。中野信子さんは脳科学者。

脳が本来持っている性質や機能を理解して、その性質や機能をうまく利用できるようになろう! と語ってくれますから、それこそ、客観的な視点というものにも気づかせてくれます。
一度、読んでみませんか?^^