自分を大切にする - その言葉が意味するのは

結果ではなくプロセスを大切に

出典:矢作直樹氏 著・「人生は、約束

この言葉、みなさんはどう思いますか?

矢作さんの言葉はこんなふうに続いています。

仕事に限らず、勉強、スポーツ、恋愛、結婚、就職、独立・起業に至るまで、どんなシーンでも結果が大切だと大半の方が考えます。
本当にそうでしょうか?

結果が大切だとする感覚は、たとえば、

  • 勉強は 受験に成功しなくちゃ
  • スポーツは 試合に勝たなくちゃ
  • 恋愛は 彼・彼女の関係を維持できなくちゃ
  • 結婚は 添い遂げなくちゃ
  • 就職は 思い通りの職につけなくちゃ

つまり、成功しなくちゃいけないという感覚のこと。どんなシーンでも失敗することは受け入れられない… というような感覚のことですね。しかも大半の人がそう考えるのだとすると、「成功はOK! 失敗はNG!」という考えに問題はなさそうにも思えます。

ところが矢作さんは、ここで「ちょっと待って!」 と言っています。

 

たとえば、ひとつのことを目標にして努力する。その成果を確認し、自分の立ち位置を確認してはさらに努力を続ける - やってきたことはもちろんですが、結果が出るまでの途中の時間すべてがプロセス(過程)だと思いませんか?

だとすれば、成功という結果にたどり着けた場合も、失敗という結果になってしまった場合も、過ごしてきた時間・たどってきたプロセス、そして結果のすべてをひとまとめにして大切にしたいと感じるのです。

矢作さんの言う 『結果ではなくプロセスを大切に』 という言葉には、実は、今私たちが盛んに使っている「個性を尊重しなくてはいけない」という言葉に通じるものがあります。
なぜなら、十人十色という言葉もあるように、同じ目標を持ったとしてもその目標に向かってたどる道、過ごす時間は人によってみんな違うからです。

勝った・負けた、受かった・受からなかった、受注できた・受注できなかった、結婚した・結婚しなかった、説得できた・説得できなかった。
結果は二極化されますが・・・

(中略)

プロセスにこだわるというのは、自分が熱中すること、夢中になれることに没頭した状態であり、最も大切な時間です。

言い換えれば、結果だけにこだわってしまうと自分自身ではなく、結果が中心になってしまう。二極化のうちのどちらにたどり着いたとしても、プロセスに重きを置けば自分の個性を確認することもできるんだと教えてくれているように思うのです。

 

『結果ではなくプロセスを大切に』 という言葉が生まれたきっかけは、”大半の人がそう考えているから” なのかも知れませんが、
私たちの中には結果を重視しようとする感覚や価値観に対抗しなければならない - プロセスを認めてもらえないような- 状況を経験している人もいるのではないかと感じます。

少なくとも私たちは、ひとつの感覚に囚われたり、ひとつの価値観に縛られてはいけないというブレーキを心の中に持っています。

縛られている - という状態は、たとえば、

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  • その価値観に疑問を感じ、不満を持ってもいるのに、その価値観に従ったままでいる、とか
  • その価値観からしか行動したり、考えたりすることができなくなっている、とか

強いマイナスのイメージがありますよね。

言い換えれば、結果が大事だという感覚に走りやすいのは、失敗というマイナスのイメージにまみれたくないという心理の現れでしょう。
そしてたとえば、結果が大事だという感覚が、実は失敗というマイナスのイメージにまみれたくないという感覚に囚われていることの現れなんだとしたら…

私たちは自分たちの中にあるそのマイナスの感覚を排除しようとするはずなのです。